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高取城 その1(黒門~大手門)

Takatori1 もし知り合いに奈良市民がおられたら、「奈良県内で日本100名城のひとつに選ばれたお城はどこ?」といっぺん聞いてみてください。

大和郡山城ちゃうのん?」という答えが一番多いのではないでしょうか。「それは高取城やね。」と正解できる人は案外消費税の税率以下かもしれません。ひょっとしたら「奈良県にお城ってあったっけ?」と言われるかもしれません。まして実際に高取山山頂の城址まで行ったことがある人となると、さらに少なくなるでしょう。

上子島の集落を抜けて本格的な山道に入る頃に高取城址の石碑が見えてきます。ここからは七曲がり一升坂などの急勾配の道が続いて高度をかせいでいきます。

Takatori2 高取城は石垣しか残っていないのが、かえって蒼古としていていい。その石垣も数が多く、種類も多いのである。登るに従って、横合いから石塁があらわれ、さらに登れば正面に大石塁があらわれるといったぐあいで、まことに重畳としている。それが、自然林と化した森の中に苔むしつつ遺っているさまは、最初にここにきたとき、大げさにいえば最初にアンコール・ワットに入った人の気持ちがすこしわかるような、一種のそらおそろしさを感じた。

 -司馬遼太郎・街道をゆく-

200mの標高差を一気に登ると、道の左手に猿石が出迎えてくれます。この石はもともと飛鳥にあったものだそうで、石垣に使うために運び込まれたとも言われています。

Cggraph_2 猿石まで登れば、お城の入り口の二の門はすぐそこです。写真は奈良産業大学の高取城CGプロジェクトから拝借して編集しました。

このHPはとても素晴らしい出来映えで、かつての荘厳さをしのばせるには十分な資料となりますね。

http://www.nara-su.ac.jp/archives/takatori/index.php

三の門を過ぎ、矢場門の手前を右折すると、国見櫓があったところです。

Takatori3 眺望のきかない森の中をずっと歩いてきたせいか、この国見櫓跡に立つと、あまりの景色の美しさに言葉を失ってしまいます。

写真のように奈良盆地内だけではなく、二上山北の鞍部からははるか大阪平野も望めます。

理論では大坂城も見えるそうなので、要衝としての価値はとても高かったのでしょう。

http://www.takatori-guide.net/img/viewmap_mini/shiro_viewpossible.html

Takatori5 次から次に苔むした石塁が現れる山道を行き、松の門宇陀門千早門を過ぎると、ようやく大手門に着きます。

山ふもとの黒門から数えれば、なんと7つ目の門なんですね。いかに難攻不落の城であったかがよくわかります。

さてここからやっとお城の中枢部に入っていきます。

続きは次の記事で。。。

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