「よく噛める」のさらなる探求
前回は下顎や筋肉の動きを、モリタが取り扱っているK-7という機器を用いて分析しました。今週はそれをどのように治療に結びつけていくかを学びました。
測定器はコンピュータに繋がれていますから、左右の咀嚼筋の強さや、前歯の運動経路などがモニターにリアルタイムに表示されます。
重要なことは、そのデータから患者さんの特性と問題点をいかに分析できるかですね。その上で、治療への応用を考えていきます。
例えば左のモニターでは、左右の側頭筋と咬筋の電位を示しています。
そして通常時と、コットンを強く噛んでもらった時との差も調べることができます。
もし左右差があったり、筋肉間でズレや時間差があったりすれば、それは噛み合わせがアンバランスな状態なので、さまざまな問題が出やすくなります。
それを分析し、姿勢や筋肉痛などの他のデータとも照らし合わせ、どの部分をどうやっていくかを診断してから治療計画を立てることになりますが、これがとても難しいwwwww。
歯の外形は単純な平面ではなく、複雑な山と谷の構造をとります。そしてその形は切歯、犬歯、小臼歯、大臼歯間で大きく異なっていて、噛む時にはそれぞれ特徴のある機能を営みます。
例えはヘンですが、ラグビーのチームみたいなものでしょうか? ラグビーは体格や運動能力によって、フォワードやスクラムハーフやバックスなど、いろいろなポジションがありますね。
まずは仮の歯を作るとき、そのへんを考慮しないといけません。つまりそれぞれの山と谷に存在意義を持たせることが肝要です。そして人それぞれが噛み合わせが違うように、その形態も無限大となります。よく噛める歯にするには、このように手間隙と頭脳を必要とします。
噛み合わせは立体的な思考が必要なので、どうしても多くのDr.は敬遠しがちです。
でも今回も、患者さんにさらによく噛んでもらえるよう、レベルアップしたい8名(定員)のDr.が集まりました。遠くは札幌、栃木、京都、そして大阪(ワタシ)から来られてるんですね。脂の乗ったベテランの方が半分以上でした。
研修後の懇親会では、博多名物の餃子やモツ鍋、海の幸などを堪能しました。
そして懇親会終了後、地元のDr.に櫛田神社まで連れてもらいました。
ここの山笠はとても綺麗で見ごたえがあります。でも背丈が高すぎて電線にひっかかるので、今は巡行されていないらしいですよ。
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コメント
複数月にまたがる研修は、季節のうつろいをかんじますね~。
先月はウールだったのに、今月は化繊のセーターでいけました。
投稿: わっぴい | 2009年3月 6日 (金) 03時11分