「剱岳 点の記」を観てきますた
久しぶりに映画を鑑賞してきました。学生時代は新田次郎の黄色の背表紙の文庫本はほとんど読んだことも思い出しました。
地味なストーリーなのに結構入場者が多いと聞いていましたが、行ってみると中高年者がほとんどです。「衝撃的なハリウッドの映像はちょっと苦手~」というタイプの方が中心なんでしょうか?
ワタシは学生時代ワンゲル部に所属し、現在も日帰り登山を楽しんでいるので、ストーリーよりも山岳映像を楽しみに行ったような感じです。辛口批評ながら、内容はまぁまぁやった・・というところでしょうか。
確かに黒澤組のカメラマンが監督をされた大作なんですが、山屋としてはどうもリアリティに欠ける部分がちょこちょこ出てきて、その都度失笑をしてしまうのがいけなかったんだと思います。
例えて言えば、ノーサイド の時、ラグビージャージがキレイなままの映画だと、ちょっと違和感がありますね。昔風の衣装の山のガイドと、近代登山のハイカラな服装を対比させたかったんでしょうが、何日も山に入っていて糊のきいたシワひとつない登山服ってどうよwwwと思ったり、ザイルの扱いや滑落シーンに????と思ったり、風が強く、しかも高所で空気の薄い稜線で鍋??と思ったり、強風雨時に簑をあっさりと外の棒に立てかけたり、ザックを背負うときに力こぶが出なかったり(空荷なんでしょう)、その都度心の中で笑ってしまって、深い感動に浸ることができませんでした。
でも山の映像は素晴らしかったです。称名の滝、雲海に浮かぶ富士山、長次郎谷と劔沢の雪渓、後立山連峰、池の平の紅葉、八ツ峰、大窓・小窓、槍・穂高連峰、そして四季折々に装いを替える雷鳥・・・、それらを指さしながら学生時代の北アルプス山行を思い出してウルウルしてしまいました。
一般の方なら、そのような矛盾を感じないと思うので、今季の優秀作品に選ばれるかもしれません。
今までの山行きで、ワタシは数え切れないくらい三角点を踏んできましたが、それらは先人達が苦労して担ぎ上げ、丁寧に測量してこられたんだと思うと、頭が下がる思いがします。縁の下の力持ちの仕事ってやつですね。そういえば送電線やダムなどもそうですね。あれがあるから文明生活が送れるのですが、組み立てあげるのは大変だったでしょうね。
最後に25年前に剱岳にチャレンジしたときのワタシの写真をアップします。はたして再びそのピークに立てるチャンスは訪れるのでしょうか?
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