あれが安達太良山(阿多多羅山)
この土日の咬合学会のついでに「ほんとの空」を見に行ってきました。
「あどけない話」
智恵子は遠くを見ながらいふ
阿多多羅山の山の上に毎日出てゐる青い空が、
智恵子のほんとの空だといふ
あどけない空の話である
安達太良山は、郡山市と福島市の中間の二本松市にあり、「あだたらエクスプレス」という6人乗りのゴンドラを使えば、終点駅1350mから山頂1700mまでは約1時間半ほどのコースです。小雨にもかかわらず、この日も大勢の登山客で賑わっていました。
安達太良山は乳頭山とも言われ、ピークが乳首のように見える岩場となっています。
ここだけが時には三点確保も必要ですが、それ以外の道は難所もなく、標識も整備されていますので、悪天候以外の時は初心者の方でも安心して歩くことができます。
ただし標高が1700m前後の山ですから、雨具と地図と非常食は忘れないようにして下さいね。それと立入禁止の火口の沼ノ原へ迷い込むと危険です。
この季節、登山道脇のイワカガミやウラジロヨウラク、サラサドウダンの花がとてもキレイでした。
梅雨時の登山で、山頂での眺望には恵まれませんでしたが、だからこそ、水滴のアクセサリーをつけた、みずみずしい花たちに出逢うことができました。
これはきっと、梅雨の神様から雨具をまとった登山者への心憎いプレゼントなんでしょうね。
「樹下の二人」
あれが阿多多羅山、あの光るのが阿武隈川
ここはあなたの生れたふるさと、
あの小さな白壁の点点があなたのうちの酒庫
それでは足をのびのびと投げ出して、
このがらんと晴れ渡つた北国の木の香に満ちた空気を吸はう
あなたそのもののやうなこのひいやりと快い、
すんなりと弾力ある雰囲気に肌を洗はう
夕方からは雨もあがりましたが、東北道を走るバスの車窓からから山を振り返っても、
山頂一帯はあいかわらず雲がかかっていました。
あの雲は可憐なお花たちをしっかり守っているのでしょうね。
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