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円成寺から滝坂の道

毎日、指先と目と腰を使うので、オフの日はストレッチを兼ねて歩き回っています。
今日は奈良市の東部、剣豪の里「柳生」方面へ向かいました。
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春日山原生林周辺には仏跡にちなんで、「忍辱山(にんにくせん)」「大慈仙(だいじせん)」「菩提山(ぼだいせん)」「誓多林(せたりん)」「鹿野園(ろくやおん)」などと名づけられた集落があります。
そのうちのひとつの忍辱山にあるのが円成寺(えんじょうじ)という、平安期の庭園の美しい隠れた名刹で、以前紅葉のシーズンに来た時は、それはそれは見事な錦織りなす世界でした。
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奈良では奈良時代以前の文化財がゴロゴロして、平安以降のものはあまり価値がない感じです。 でもこの円成寺は、鎌倉・室町の再建ですが、運慶の作品や国宝の建築もある、なかなかのお寺なんですよ。ここから山の中に入り、春日山を越えて奈良に向かいます。
母方の祖母の妹が、ここ忍辱山に嫁いでいたこともあって、小さい頃は母親に連れられてよく遊びに行きました。母屋の隣の棟に牛がいたのに驚いたのと、マッタケ狩りに山に入ったことなどを思い出しながら歩いて行くと、円成寺の墓地がありました。
もしやと思いつつ小さなその墓地に入っていけば、ほどなく懐かしい名前を刻んだお墓が見つかりました。昔を偲んでそっと手を合わせ、昭和は遠くなった・・・と感慨にふけりました。
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ここから春日山の原生林を越えてのハイキングルートは東海自然歩道になっていて、森や茶畑の中をいくのどかな道です。かつて柳生の剣豪たちが通った道だというので、柳生街道ともよばれています。上写真は誓多林の茶畑にあった五尺地蔵です。この集落を抜ければ「峠の茶屋」と呼ばれる休憩所があります。
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ここで草餅をいただき、地獄谷石窟経由のルートで滝坂の道に向かいます。途中には荒木又右衛門によって切られたという伝説のある「首切り地蔵」など、道沿いに多くの石仏があります。
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山を下り、奈良市街に入ったところ、破石町(わりいしちょう)バス停前のお蕎麦屋さんで、 冷やしとろろをいただき、「ならまち」をブラついて帰りました。ついでに祖父と母親のお墓にも手を合わせてきました。
まるで初夏を思わせるような暑い日でした。
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